障がい者の方々の就労を支援しつつ、自立した生活の実現を目指しTwooCa Ringを導入。
サポートスタッフの健康管理も実現。
株式会社石富プロパティーは、大阪府寝屋川市に本社を構え、さまざまな事業を手掛けています。その中でも中心となるのが福祉事業として障がいのある方が自立するために共同生活を送る共同生活援助(グループホーム)や日中サービス支援の就労継続支援事業の運営をしています。

同社では、障がい者の方々やグループホームで働くサポートスタッフの方の健康管理を目的にTwooCa Ringを導入しました。今回は、同社の代表取締役を務める中井社長に導入のきっかけや効果、今後のプランについてお話を伺いました。

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株式会社石富プロパティー 代表取締役
合同会社ネクストライフ 代表社員
株式会社CHAINONエンターテイメント CFO
中井 健太
さん

さまざまな受け皿を用意して障がいを抱えた方への就労継続支援を実施
株式会社石富プロパティー様の事業概要についてお話を伺えますか?
福祉事業として、障がい者の方々の就労事業支援事業所や共同生活援助(グループホーム)を運営しています。具体的には、就労を促す就労事業支援所や専門のサポートスタッフが24時間体制で介護や生活支援を行い、利用者の自立を促す施設を共同生活援助(グループホーム)として運営しています。
就労継続支援事業や共同生活援助(グループホーム)についてもう少し詳しく教えてください。
障がい者の方が受けるサービスはさまざまな種類があります。私たちが運営する障がい福祉サービスでは主に就労継続支援A型と就労継続支援B型や共同生活援助(グループホーム)のサービスを希望されている方を対象としています。
就労継続支援A型とは、雇用契約に基づく就労が可能な方です。事業所と雇用契約を結び、1日4~5時間程度の短時間労働をするという派遣社員に近い働き方ができます。
就労継続支援B型とは雇用契約に基づく就労が困難な方で、働くために必要な知識や能力向上のための訓練を受けつつ、簡単な作業を行い工賃を得ます。あくまでも訓練であり雇用ではありませんが、訓練をしていく中で働ける状況になればA型の事業所に移れます。
共同生活援助とは生まれ育った地域で共同生活を行いながら専門のサポートスタッフが24時間体制で介護や生活支援を行い一人暮らしの準備を行う事業所です。
私たちの会社では一人暮らしに向け共同生活をしながら、A型の方が継続して働く、そしてB型の方が訓練をしつつA型として働けるようにするための支援を行っています。
具体的にはどのような支援を行っているのでしょうか?
例えば、和歌山でやってる事業所では農業を行っていますが、そこや別の場所で収穫から加工までさまざまな業務で働いてもらっています。ほかにも大阪にある缶詰を加工する工場への輸送も行っています。
そして、加工したものを使って、各企業の方々とのコラボレーションによりキッチンカーを出して、そこで販売をするのも障がい者の方々です。
また、農業だけではなく、漁業でも大阪の漁業組合の方とお話をして、見た目の問題でロスになり流通に乗らない魚を回収して、捌く練習を兼ねて加工する作業も行っています。
ほかにもトリミングサロンをつくり、その中でペットフードもつくっています。つくったものは、動物愛護の方々と協力して一緒に譲渡会で無料配布や販売したりといったことも行っています。
障がいを抱える方とサポートスタッフ、双方の健康管理を行いたい
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※TwooCaRingイベントにて中井社長、MUSASHIさん、当社代表柴田の様子

事業内容について詳しくご説明いただきありがとうございました。次にこれらの事業を行う中でTwooCa Ringを導入される前にどのような課題があったのかについて教えていただけますでしょうか?
やはり福祉関連の仕事をしていますので、障がい者の方々の健康管理は常に大きな課題でした。また、グループホームで働くサポートスタッフの健康管理も重要です。
非常に大変な仕事ですので、常に現在の状況を知っておかないと十分なサポートができないのはもちろん、サポートスタッフ本人の健康被害にもつながってしまいます。
障がい者の方々とサポートスタッフ、双方の健康管理を行う必要があったものの、うまくできていなかったことが大きな課題でした。
TwooCa Ringを実際に導入いただいた後、利用してみた感想やメリットに感じる点はございますでしょうか?
導入前の課題であった、障がい者の方々やサポートスタッフの健康管理ができるようになったことが一つあります。
特にサポートスタッフの健康管理も可視化されるようになったため、万全な体調ではないと判断できるサポートスタッフに対しては、的確に休養をアドバイスできるようになりました。
また、サポートスタッフの心身の健康維持・増進することが、障がい者の方々への支援の質向上につながり、満足度が向上します。その結果、サポートスタッフも仕事へのやりがいを感じ、個々のモチベーション向上につながるという良い相互循環も生まれました。
もう一つは、株式会社石富プロパティーに所属して絵を描いているパラアーティストMUSASHIとTwooCa Ringが相互に価値を生み出す形です。
MUSASHIはTwooCa Ringの詳細発表イベントでTwooCa Ringに出会いました。パラアーティストとして課題を抱えながら活躍しているMUSASHIにとって、TwooCa Ringは大きな安心を与えてくれる。そして、その安心は彼の才能を発揮する上でも大きな力になってくれるのではと考えました。
才能はあるが健康に課題を抱えている方にとっての活用も非常に重要になると思い、更に発展した活用方法の実現に向けても動いています。
ほか、福利厚生でポイントが貰えて買い物ができるようになったことも大きいです。特に現場のサポートスタッフにとっては喜ばしいことだと思っています。
ポイントで自分もしくはご家族の方と出かける、食事をするといった形で使ってもらえるようになると面白いなとイメージしています。
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※TwooCa Ringをつけて絵を描くパラアーティストMUSASHIさん

将来的には従業員同士のポイント交換により会社へのエンゲージメント向上にもつなげていきたい
ありがとうございます。従業員のご要望に合わせた福利厚生を会社から感謝の気持ちを伝えるツールとして使ってもらえるようにしていきたいと考えています。今後、TwooCa Ringをどのような形で使っていきたいといった構想はございますか?
TwooCa Ringのテクノロジーを活用し、健康管理情報を本人だけではなく、家族にも共有する環境を考えています。
健康な状態で仕事に従事していることがデータで見える化されるということは、家族としても今までにない安心感を持っていただけます。安心できる仕事環境が整備されていることをアピールすることで、障がい福祉業界の担い手不足にも貢献することができるのではないでしょうか。
では、次に将来的にTwooCa Ringに望むもの、ご期待いただいていることなどについてお聞かせください。
特許等の絡みもあって難しいかもしれませんが、TwooCa Ringで血糖値もわかるようになるといいなと思っています。今、多くの方が病気になる要因の一つが血糖値にありますよね。病気を防ぐには血糖値のコントロールは非常に重要です。
実際、血糖値をコントロールするサプリも色々とありますが、実際に効果が出ているかどうかを可視化するのは難しいですよね。今、それをやろうとすると大きな手間がかかります。ですので、TwooCa Ringで血糖値がわかるようになれば、病気の予兆であるとか、健康管理が今以上にできるようになり、予防に大きな効果が出ると思います。これは今、とても期待しています。
ポイントに関していえば、社内でポイントを付与し合えるようになるといいかなと思います。全従業員が同じだけのポイントを持って、「この人頑張っているな」とか「助けてもらったな」といったように、相手にポイントを送り合えるようになると、ポイントの価値が高まるのではないでしょうか。
そして、貯まったポイントは例えば社内の購買で使えるようにすれば、会社への想いも強くなると思います。外部の電子マネーに交換できるというのも便利ではありますが、社内ポイントとして使えた方が会社へのエンゲージメントが高まりますよね。
ありがとうございます。従業員間による「ありがとうポイント」みたいな感じですね。ぜひ、検討させていただきます。では、最後にこれからTwooCa Ringの導入を検討されている方へ向けてメッセージがありましたらお願いします。
はい。私はこの仕事の関係でさまざまな業界の方とお話をさせていただいていますが、あらゆる業界で従業員の健康やメンタルの管理について悩まれているケースが多いことがわかります。
また、新型コロナウイルス感染症の影響を受けた以降の社会では、以前よりも「ウェルネス」、すなわち心身の健康の重要性を強く認識するようになりました。その結果、多くの業界で「ウェルネス」の考え方を取り入れる事業者が増えてきています。
そのため、「ウェルネス」を正しく取り入れた支援体制を整えることで、「障がい福祉事業者は最高のパフォーマンスを実現する。」という好循環を目指す上で、TwooCa Ringのような先端技術を活用した健康管理技術の導入は大変効果的です。
そうした意味で、TwooCa Ringの可能性は非常に高いと思いますし、TwooCa Ringのテクノロジーが障がい福祉業界により良い革命をもたらしてくれると確信しています。
更に、この技術を自社のみならず、多くの障がい福祉従事者に普及させることで、業界全体の発展に寄与したいと考えています。福祉関連の企業規模や個人事業者にかかわらず、TwooCa Ringの導入を検討する方々を、Kort Valuta 社の協力のもと、サポートしていく事業の展開も予定しています。
ありがとうございました。
株式会社石富プロパティー
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業種
不動産業 障がい福祉事業FC展開
事業内容
不動産の販売及び賃貸
障がい福祉サービスの展開及び運営
障がいアートの制作及び個展
社員数
10名
ウェブサイト
IDカテゴリ
職員証
タグ
#TwooCaWallet #TwooCaRing #健康管理 #福利厚生